ニュースなどで目にする機会の多くなったような気がする「アニサキス」。
症例が増えているという報道も目にし、あたかもアニサキスが増えているようなイメージを持ってしまうかもしれませんが、そうとは思えません。
原因は、2012年にアニサキスによる被害の報告が義務付けられたことが大きいと思います。
アニサキスとは
魚介類に寄生している寄生虫ですね。
アニサキスにやられると、強烈な痛みと吐き気を伴うそうです。
「そうです」というのは実際には自分が体験したことがないからです。
昔から父親の釣った魚や自分が釣った魚を頻繁に食べていましたが、自分やその家族はおろか釣り人からも実際にやられたという話を聞いたことがありません。
勘違いしている人もいるかもしれませんが、強烈な痛みは、アニサキスが胃壁などに食い込んで中に入ったときの物理的な痛みではなく、アニサキスの体液によるアレルギーでの痛みだということです。
自分も最近まで勘違いしていました。
アレルギーということはなんともない人もいるわけで、自分を含めて回りには大丈夫な人しかいないのかも知れません。笑
アニサキスといえば、青魚(サバ、アジなど)やイカ、サケのイメージが強いですが、実際はほとんどの魚にいるんじゃないでしょうか
防ぐには
魚介類を食べない。
のが確実ですが、釣りをする人がそんなこといったら笑われちゃいますので、確率を下げる方法を取ります。
・冷凍する
日本の指針では、「-20度で24時間以上」冷凍でOKとなっています。
-20度は、一般の家庭用冷蔵庫の冷凍では足りないのですが、実際には-8度でも問題なく死滅するという話もあるため、冷凍すれば問題ないとの認識でいいと思います。
せっかく釣った新鮮なものを冷凍して食べるのはもったいない気もしますが、絶対当たりたくない人は実践すべきだと思います。
特にイカは冷凍しても味や食感にあまり影響ないため、自分も釣ったイカは必ず冷凍してから食べます。
・加熱する
60度で1分、70度だと即死らしいですので、火を通して食べるのには気にする必要はなさそうです。
・できれば釣ってすぐ処理をする
アニサキスは、内臓に多く寄生していて、宿主が死ぬと内臓から筋肉へ移動するらしいです。
釣ってその都度内臓を出して処理すれば、やられる可能性はグッと下がると思いますが、なかなか実践するのは難しいですねー
あまり気にしすぎない
できるだけ確率を下げる努力はしたほうがよいでしょうが、細かいことはあまり気にせず、やられたら運が悪かったと思うほうが、精神衛生上もよいのではないでしょうか。笑
なんと正露丸が効くそうです!
もし発症したら激痛を堪えながら病院へ行き、摘出してもらうしかないのかと思っていましたが、なんとあの「ラッパのマーク」でおなじみの大幸薬品の正露丸がアニサキスの活動を抑える効果があるらしい。
大幸薬品ではこの効果に対して、2014年に特許を取得しているとか。知らなかった。
正露丸のにおいを嗅いだだけでも下痢が治ってしまう自分は、においだけ嗅いでおけばいいかも 笑