ジャンボタニシとは
ジャンボタニシとは俗称であり、正式名は「スクミリンゴガイ」。
俗称ではタニシと呼ばれていますが、分類上はまったく別の貝です。
見た目も両方見たことがある人は、まず間違えないぐらいに違います。
1981年に食用として国内に持ち込まれたが、需要がなくて廃棄されたものが自然繁殖し問題になっていますね
特に問題なのが食害です。田植え直後のような軟らかい稲の苗を食べてしまうため大変嫌われています。
稲がある程度大きくなればそれは食べず、代わりに雑草などの苗を食べるので、考えようによっては役に立つ生き物であるとも言えます。
ジャンボタニシといえば気持ち悪いピンクの卵。
夏ごろになると用水路の壁や川岸の草の茎なんかに産み付られているのをよく見かけます。
この卵は水中では孵化できないそうで、見つけたら水中に落としてしまえば少しは駆除の手助けになります。
また卵の内部は神経毒があるそうで、他の生物が食べることがないという防御力です。
ただし『「ヒアリ」を除いて』だそうです。
ん?!「ヒアリ」?
ヒアリ
ヒアリといえば2017/5に神戸港で初めて見つかり、その後名古屋や東京でも見つかったと話題になった毒アリです。
無敵に見えたジャンボタニシの卵も意外な天敵がいたものです。
その天敵が国内に入ってきたとのこと。
ジャンボタニシの大繁殖に歯止めがかかるか?
と思いますが、ジャンボタニシとヒアリどっちがやばいかというと断然ヒアリでしょう。
ジャンボタニシは直接人間に害を与えるわけではないのに対し、ヒアリは直接人間に害を与える可能性が非常に高い。
害になる生物を駆除しようと天敵を入れたら今度はその救世主に思えた天敵が大繁殖して害をもたらす。。
なんていたちごっこの世界になってしまいます。
生物の世界は奥が深い。